少年の名は、藤佐ヒロシ

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キーンコーンカーンコーン 平和な昼休み。 教室の片隅からおれは平凡なグラウンドを眺めていた。 「きゃーっ!」 静寂を切り裂く悲鳴。 おれは教室を思わず飛び出した。 「こ、これは!」 隣の空き教室に女子生徒が1人倒れていた。 教室には鍵がかかっていた。 それを見つけ悲鳴を上げた女子生徒がおれに飛びついてきた。 「あんた、選ばれし者なんでしょ? じゃあ私を捕まえてみてよ。」
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