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「なんの為に気配を消さなかったのかは存じませんが、いやらしいですよ土方さん」
「お前は人の事が言えるのか──っ!」
「私は貴方とは違いますから」
ニッコリ微笑んで言う総司。
余裕そうな総司を見て、土方は青筋を浮かべた。
「てんめぇぇえぇ!総司ぃいぃいっ!」
とうとうキレた土方。
あまり広くないこの部屋で鬼ごっこが始まった。
流石の斎藤も眉を寄せる。
ドタバタと香と斎藤の周りを走り回る馬鹿二人。
と、その時────。
「うるっさいんじゃボケ───っ!」
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