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「その代わり、ここにいる俺たち以外、それから局長の近藤さん以外の奴らに女とバレたら即脱退してもらうからな」
「…………はいっ!」
香は真剣な眼差しで、力強く頷いた。
これで仇討ちが出来る。
長州の奴らを…。
「近藤さんには俺から話しておく。他の隊士にはお前は俺の遠い親戚だとでも適当に言っておく。それでいいな?」
「問題ありません」
「なら話しは早ぇ。ここは総司の部屋だ。お前にはこれから総司と相部屋になってもらう」
「土方さんっ!?」
総司が声を張り上げた。
土方は深い溜め息を吐くと、
「コイツだけ一人部屋なんて特別扱いできる訳ねぇだろ」
と、言った。
「……………」
総司は不服そうな表情になり、土方から目を逸らす。
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