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────翌日。
香がなかなか起きず、総司は困っていた。
「露桐さーん!起きてくださいよぉ!」
体を揺さぶってみても、まったく起きる気配がない。
総司は半ば諦めかけていた。
もうこのままにしておこうか?と。
総司は香の寝顔を見つめる。
(…無防備だなぁ)
ふと、短くなった香の髪に触れてみた。
さらさらな髪を指に絡めてみる。
「…………………」
私は露桐さんを護らなくちゃならない。
絶対に死なせない。
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