第一幕:複雑な気持ち

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────翌日。 香がなかなか起きず、総司は困っていた。 「露桐さーん!起きてくださいよぉ!」 体を揺さぶってみても、まったく起きる気配がない。 総司は半ば諦めかけていた。 もうこのままにしておこうか?と。 総司は香の寝顔を見つめる。 (…無防備だなぁ) ふと、短くなった香の髪に触れてみた。 さらさらな髪を指に絡めてみる。 「…………………」 私は露桐さんを護らなくちゃならない。 絶対に死なせない。 ・
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