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「こんにちは、お招きいただきありがとうございます」
「ああ。さ、今日はオレの部屋にどうぞ」
古城の兄、圭吾に案内され部屋に入る。
彼の部屋は、古城の部屋とはまた違い、ベッドは大きなベッド一つソファーとテーブルも2人がけになっていた。
お客さんが来たら、別室で話すからだ。なので、大きな物は必要なかった。
「悪いなぁ、気を遣ってもらって。さ、適当に座ってて」
「はい。あの、今日は清吾くんは?」
「出かけてるよ。だから、拓司を呼んだの」
その言葉に、拓司は笑った。
古城の兄が、コーヒーを出し、拓司の前に座る。
彼の部屋は、電気ポットと、コーヒー・紅茶、カップなど
自分で飲み物が出せるようになっていた。
「拓司。今日は、ずっと可愛いな。私服姿、悪くないよ」
古城の兄は、ニコリと笑う。
「ほ、本当ですか!?ありがとうございます」
拓司は、少し照れていた。
「あぁ、可愛い。拓司、今日はオレと遊ばない?」
「はい、遊…ぶ?あっ…!!」
拓司は先日の出来事を思い出し、頬を染めた。
それを見た古城の兄は、微笑む。
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