愛をください

2/12
前へ
/22ページ
次へ
  「こんにちは、お招きいただきありがとうございます」   「ああ。さ、今日はオレの部屋にどうぞ」     古城の兄、圭吾に案内され部屋に入る。     彼の部屋は、古城の部屋とはまた違い、ベッドは大きなベッド一つソファーとテーブルも2人がけになっていた。   お客さんが来たら、別室で話すからだ。なので、大きな物は必要なかった。     「悪いなぁ、気を遣ってもらって。さ、適当に座ってて」   「はい。あの、今日は清吾くんは?」   「出かけてるよ。だから、拓司を呼んだの」     その言葉に、拓司は笑った。     古城の兄が、コーヒーを出し、拓司の前に座る。   彼の部屋は、電気ポットと、コーヒー・紅茶、カップなど 自分で飲み物が出せるようになっていた。      「拓司。今日は、ずっと可愛いな。私服姿、悪くないよ」   古城の兄は、ニコリと笑う。    「ほ、本当ですか!?ありがとうございます」   拓司は、少し照れていた。    「あぁ、可愛い。拓司、今日はオレと遊ばない?」   「はい、遊…ぶ?あっ…!!」   拓司は先日の出来事を思い出し、頬を染めた。   それを見た古城の兄は、微笑む。  
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

282人が本棚に入れています
本棚に追加