拓司の過去

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  「ん…ふっ…」   ジェルをつけ、ゆっくりと挿入しスイッチをいれる。   『ブブブ…』     「んっ、あっ…」     彼の手は、胸の突起に伸びる。   「はぁ、ああ…」     感じて、甘い声をあげ始めた時、彼の携帯が着信をつげる。   ハッとして携帯をみると、相手は古城の兄。   さすがに、今は出られない。しばらくすると留守電に切り替わる。     「あっ、あ…あぁーっ」   白濁を吐き出すと、それをティッシュで拭く。   そして、留守電の内容を確認する。     『もしもし?拓司、おはよう。古城 圭吾です。 まだ寝てるかな?気づいたらで良いんで、また連絡くださ~い』     「…圭吾さん?」   拓司は、ハダカのままだが、息をととのえ、電話をする。     「もしもし?おはようございます。酒巻です。先ほどは失礼を致しました」   「お、何?拓司、営業トークはやめなさい。相手がオレの時は良いから。 そうそ!拓司、今日空いてる?」   「はい、空いてますが…?」    「良かった。拓司、今日遊びに来ない?出来れば2人で会いたいなぁ?」   「…っ、は、はいっ!!喜んで…」   「うん、じゃ~昼から、おいで?」   「はい、伺います!」   そこで、電話は切れた。    
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