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俺は教室に向かって歩く。
しかし…この俺が双属性魔術師とは、世の中有り得ないことも起こるものだ。
俺の気持ちは喜び半分、絶望半分。
魔術師としては願ってもないものが、今は俺の身体にはある。
しかし、その代償として俺は命を狙われてしまうかもしれない。
そんな事を考えていると、
ピンポンパンポーン……
「1年1組、木下ぁっ!
今すぐ校長に来いぃ!」
……水崎氏に呼ばれた。
いかにも命を奪われそうな声で。
それに教室棟の方からはなんか悲鳴のようなものが聞こえてきたり……
言うまでもなく男のもの。
ひとまず、走って今来た道を戻った。
すれ違う人がコソコソと何か話しているのは気にしない。
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