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一旦状況を把握しよう。
この美人の方はこの学校の校長。水崎 清(ミサキ セイ)。
これは入学式で見たばかりだから覚えてる。
で、その人と水崎氏が姉弟……
……ガクッ。
膝が折れた。なんか絶望的だ。
「で、姉貴がコイツを呼んだのは……」
「彼が双属性魔術師だからよ」
その言葉を聞いた俺は、すぐさまその場に直立する。
今、これを知っているということは、恐らく通信系の魔法を使ったから。
「木下くん」
「は、はい……」
「あなたはこれから、魔法については彼に習いなさい」
「チッ、姉貴が言うんなら……
覚悟しとけよ?」
そんな感じで波乱に満ちた俺の高校生活は幕を開けるのだった。
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