ChapterⅡ

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「おい、ライ」 「ん、どうした?」 「お前あの中にもぐ「断る」」 その後、輪の中に潜り込もうとしたバカがいたことは気にしないでおこう。 ガラッ…… ブニッ。 「お前ら、勝手にしてろ……」 ブニッ。 水崎氏はドアの前に突っ伏しているものをまるで何事もなかったかのように踏み潰す。 ……床が少し赤く汚れた。 「で、では僕から…」 と、昨日の測定を最初にした人が立ち上がり、話し出す。 出て行ったかと思ってた水崎氏はいつの間にかドアを塞ぐように立っている。 そのせいか、自分の名前、それと属性のみを言い席に戻ってしまった。 それだけ知れりゃあ十分だけど。
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