ChapterⅡ

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パシッ! 「あ……ありがとう……」 俺は、躓いて転びそうになった珠希ちゃんを抱きかかえ……た!? 珠希ちゃんはそのまま席に着く。俺はその場で固まる。それを見ていたクラス中が何やら盛り上がる。 「ライのやつ……あんなに大胆なやつだったとはな……」 おい影司コノヤロウ。 さすがにずっと立ち止まっている訳にはいかないので、俺も教壇の前へ。 〝顔あかーい!!〟〝カワイーイ!!〟 何だかやるせなくなった。
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