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「えっと……「ライ、かわいいぞ!!」」
どこかの変態がいきなり叫んできた。それに返答することは出来なかったが、少し緊張はほぐれた。
「木下 深雷、属性は…………」
そこで止まってしまう。
「……どうした?……早く言え……」
水崎氏が俺に言う。
俺がなぜ口ごもったのか、この人は分かるのだろう。だから背中を押した。
そして、この人だったら何かあっても止めてくれるかもしれない。
そう思った。
「属性は……雷、風の双属性だ……」
「えっ…」「うそだろ…」
クラス中からそのような声。
影司ですら口を開けたまま固まっている。
そんな中、俺は無言で自分の席へと歩いていく。
水崎氏も何も言わない。
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