ChapterⅠ

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ジリリリリリ…… バンッ!! 「……んっ…んん」 ……起きた。 午前7時30分。カーテンの開かれている窓からは、気持ちいい朝日が差している。 俺、木下 深雷(キノシタ ミライ)は今まで着ていた黒い寝間着を半ば強引に脱ぎ捨てる。 そして洗面台の鏡の前へ。 「……俺って…ホントに高校生だよな?」 一応言っておこう。俺は高校生1年生。書類上は。 あまり自分では思っていないが、高校指定の上下共にチェック柄のブレザーを着ていなければ…… 小学生に見えるらしい。
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