ChapterⅠ

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ピンポーン。 俺は部屋から出てすぐ目の前の部屋のチャイムを押す。 ガラッ、ドドドド、ガシャーン!! …………気にしたら負けだ。 豪快な音が扉の奥からし、ブレザーが埃まみれになり、真ん中で分けたサラサラヘアーにクモの巣が付いた俺の悪友である、 黒沢 影司(クロサワ エイジ)がいた。 顔こそ美男子といった言葉が似合いそうな優しそうな顔をしているのに、 登場がこれでは宝の持ち腐れである。 「オ、オッス……オラ、黒さ「ついにおかしくなっちまったか?」」 「いや、それは断じてないぞ? なんたってお前が小が「うん。おかしくなったな」見えるくらいだからな」 こいつ…影司は一般高校男児の身長とほぼ同じくらい。つまり、俺より大きい。 だから見下されているような感じがしている。頭悪いくせに。
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