第二章 確率制御

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其処で、確率制御の実態を見てみよう。 軽いバットで、二分の一当たり、ヒット率三分の一の場合と、重いバットで、三分の一当たり、ヒット率四分の一の場合。 相乗効果は、軽いバットで、六分の一、重いバットで、十二分の一と、約二倍、差は、開く。しかし、得てして、ホームラン率というのは、軽いバットが、十二分の一、重いバットが、六分の一と、結局、掛け合わせると、七十二分の一と、いう、査定仮係数が、算出される。これは、どちらも、効果的には、同率である事を意味する。 つまり、確率制御とは、軽いバットを振り続ける事で少しでも、塁に出る事を意味し、また、確率制御とは、重いバットを振り続ける事で、特定の機会(掃塁率)のようなものを、上げる、または、ホームランを期待される事を、意味する。 そういう意味では、焼肉の下味にヒントがあるようなものであり、タレだけでは、出ない、味のバラエティーを富ませるような、前置き手段に、確率制御の技は、あるといっていい。 コンピュータ相手なら、徹底して、作戦パターンを、記録する事で、打開策は、自ずと生まれる。
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