一章

2/12
前へ
/77ページ
次へ
(いつから、こんな想いをするようになったのだろう?) 泉と隆はご近所であった。そのため、いつの間にか友達になっていた。 「隆!シュート!シュート!」 泉が隆に怒鳴りながら、パスを出す。二人が小学生の頃だ。 「ハ―――イ!」 ドカン! その頃から、隆は馬鹿力の持ち主だった。 「「「スゲーッ!」」」 隆に蹴られたボールの勢いが他の子と全く違う。 担任が危険と判断し、それ以来ゴールキーパーは置かないようにした。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加