三章

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(母さんがあんなこと言うから変に意識しちゃうよ) 泉は落ち着かなくなり、枕を抱き締める。 「あ~、サッパリした~」 隆が風呂から出てきた。 ドキドキドキドキ。 泉の胸は高鳴る。 いきなり、隆に背後から抱き締められた。 「泉、教えて欲しいんだ」 隆が声が珍しく真面目だ。低音が泉の鼓膜と心臓を揺さぶる。 ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ。 (あたしも、初心者だよ)
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