四章

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『明日、点を取って泉とえっちする!』 昨日の隆の言葉が泉の脳裏に過る。 自分は隆とえっちしたいために必死で応援しているのだろうか? 「はい。これ」 隣の冴子が特大のメガフォンを渡してくれた。 「あ、ありがとう」 冴子の隣で大声を張り上げていた自分が急に恥ずかしくなった。 「存分に応援してきなよ」 「うん、そうする!」 言い終わらないうちに泉はベンチに向かって走り出した。
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