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「レイス君は遅刻しているから、そろそろ教室に行きますか。」
アルフレッドは壁に掛かっている時計を見てレイスに言った。
「はい!」
レイスは静かに答えた
「そうですか。ではアンナ先生よろしいですか?」
「かしこまりました。行くぞレイス!」
アンナは学園長に背を向けると、早く着いてこいと言わんばかりにドアに向かって、歩いていった。
「まってください!ちょっアンナ先生!!」
レイスは急いぎ足で、アンナを追った。
アルフレッドは静かにレイスを見て、楽しむんだよレイスくん。此処は君がいたギルドとは違うんだからさ。
と心の中で呟いた。
レイスの背中を見るアルフレッドは子を見る父のように微笑んでいる。
バタンとドアが閉まる音と共にアルフレッドは現実に戻された。
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