2人が本棚に入れています
本棚に追加
約束通りに遙は週末にデートに誘ってくれた。
最初は制服デートがしたいとも思ったんだけど、見るからにヤンキーな遙と歩いてる所を学校の先生なんかに見つかると、何を言われるわかったものじゃない。
仕方ないから諦めて、おとなしく今度こそパンツルックでボウリングに行く事になった。
「志緒理のベストスコアは?」
ボウリング場につくまでの道、遙はやっぱり彼らしい提案をしてきた。
私のベストスコアは………80。
「女だったらそんなモンだよな。
じゃあ、ハンデに80やるから、賭けようぜ。
今日のデート主導権」
デートの主導権??
普通、デートコースって男の子が決めるものじゃないのかな?
でも、遙に任せっきりじゃあ、ファーストフードで食べ合いっことか、恋人つなぎで手をつないでプリクラとか撮ってくれなさそうよね?
「オレが勝ったら今日はオレのしたい事、行きたい所に絶対的に服従な?」
「じゃあ、私が勝ったら、遙は私に絶対服従なの?」
遙は白い歯を見せて、ニッコリと笑った。
「ああ。負けるわけないけどな」
どこからそんな自信が出るのか知らないけど、私だって頑張ってやる!!
遙が絶対服従だなんて、おもしろそう♪
コスプレプリクラとかも撮れちゃうかもしれない!
最初のコメントを投稿しよう!