俺の彼女は忍者です

始まり

何だかんだしていたら０時を回っていた

流石に眠くなってきた

『市子．もう寝るぞ』

『眠くないでござる』

『忍者は夜行性なのか？』

『そうでござる』

『とりあえず布団に入りな』

『承知でござる』

良く良く考えればベッドは一つしかない.俺はソファーで寝るかな

『フカフカでござる』

ベッドではしゃく市子を寝転ばせ布団を掛けてやる

『暖かいでござる』

『羽毛布団だからな』

『正太郎殿はどこで寝るでござる？』

『俺はソファーで寝るよ』

『ソファーでござる？』

『お前が来たとき座ってた奴だ』

『……………………』

こいつ・・・寝やがった．夜行性の設定はどこいったんだ？

『父上．．．母上．．．』

寝言か…やっぱりまだ子供だな．今で言う中学生だもんな．いきなりこの時代に来て寂しいだろうな

こんな子が人を殺すのか…物騒な時代だな．あっ今も一緒か．でも生きるか死ぬかの世界で生きているんだ．意味の分からない理由で人を殺す今のガキよりよっぽどまともか

『…………ふぅん・・・』

本当に可愛いな…

変な気を起こさない内に俺も寝るかな