1日目

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『正太郎殿.おはようございます』 市子に揺すられ起こされる 『お前…今何時だと思ってるんだ…?』 『分からないでござる』 寝ぼけながら時計を見る 『まだ3時だぞ…』 『拙者は鶏が鳴いたら起きるでござる』 とんでもない時間に起こされたな…この辺に鶏なんて居たか? 『正太郎殿.朝弱いでござるね』 『まぁな』 3時に起こされ朝弱いとか言われても困るな.とりあえずテレビでも見るか (た―のしい―なかまが―ポポポポ―ン) 『正太郎殿!変な人が箱の中でも踊っているでござる!』 『これはテレビというものだ』 『不思議でござる…』 なぜかテレビを見ずに俺を見る市子.かまって欲しそうな顔をして俺を見るなよ(笑) 『散歩でも行くか?』 『行きたいでござる!』 やっぱりな(笑) 『ジャンバ―着れるか?』 『簡単でござる』 物覚えが良くて大変よろしい ちなみに俺んちは田舎と都会の中間にある.つまり散歩にはもってこいだ 『猫や鳩を見つけても捕まえるなよ?』 『どうしてでござる?』 『変な目で見られるからだ』 『承知でござる』 もう3月半ばとはいえ朝方はまだ寒いな それにしても市子元気だな
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