始まり

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まだ寒い3月の夜を買い物袋片手に一人.足早に帰路を歩む やっと俺の家が見えてきた 『ただいま~』 そう言いながら俺は誰もいないマイホームの玄関を開ける すると目の前に見慣れた1LDKで玄関から部屋が全て見える俺の部屋が見えた 毎回思うが俺の家って狭いんだな… 『今日も疲れたな…本当にうちの上司は…』 俺は愚痴を溢しながら何時ものように冷蔵庫を開けビール(発泡酒)を取り出す くたびれたソファーに座りテレビを見ながらビール(発泡酒)を飲む. なに?ご飯だって?コンビニでオニギリ買ってきたよ.それで充分.自炊?めんどくせぇ そしてシャワーを浴びて.こないだ借りてきたDVDを見て寝る これが俺の毎日だよ ………寂しい奴とか言うなよ?そんなの分かってるよ 因みに今日から不景気なのか2週間仕事が休みなのだが何しよっかな? 遊ぶ相手も居ないし.彼女も居ないし…鳴らない携帯が俺の相棒だ …………だんだん悲しくなってきた.シャワーでも浴びてくるかな 俺は軽く鬱になりながら風呂場に向かって歩いていった 『どっかに良い女でも居ないかなぁー』 もう.何度この言葉を口にしただろう そんな俺の毎日だがこのシャワーを浴びてる間に劇的な変化をしていた
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