俺の彼女は忍者です

始まり

それからもその女の子は『忍法～～～の術でござる―』とか言いながら暴れていた

いいかげんうるさかったので焼酎の瓶を投げつけ『いい加減にしろよ』って言ったらおとなしくなった

おっと．普段の俺はそんな事言わないぜ？あんまり騒がれると近所迷惑だろ？

それでとりあえずソファーに座らせ質問をしてみる事にした

『今から質問をするからちゃんと答えろよ』

『承知でござる』

『お前は誰なんだよ？』

『拙者は忍でござる！』

『はいはい．それは良いから名前を教えてくれ』

『拙者は市子ともうす』

なんだよこいつのしゃべり方

『あぁ．もう良いからそのしゃべり方．普通にしゃべって』

『普通に喋ってるでござる』

『う―ん…普段はどんな仕事をしているんだ？』

『拙者は忍でござる！』

忍？強盗の間違いだろ？

『………お前はなんで俺の部屋に居るんだよ？』

『道を歩いていたら穴に落ちたでござる．そしたらここにいたでござる』

『お前．何言ってるんだ？頭大丈夫か？』

そろそろ警察でも呼ぼうかな

『この無礼者！』

そう言いながらまた斬りかかってきたので刀を避け近くに合ったリモコンを投げ付けてやった

『……………』

俺を睨んでくるがまぁ大丈夫だろ