始まり

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洗濯を終え.リビングでくつろぐ俺. うん.ビール(発泡酒)うめぇ それにしても市子遅いな.心配だから見に行ってみるか 風呂場のドアの前まで行く 『市子―ちゃんと出来るか?』 『大丈夫でござる』 『ならいいが...狭い風呂だがゆっくりしてくれ』 『かたじけない』 再びリビングに戻りこの前借りてきた某狐忍者のDVDを見る 『多重影分身の術だってばよ~』 ふと思う.市子は影分身の術はできるのだろうか?後で聞くかな ガチャ. ドアが開いた 『寒いでござる』 市子が帰ってきた.のは良いのだが濡れたままで全裸はやめていたただきたい 『なんで体拭いてないんだよ!.服も置いておいただろ?』 『何で拭けば良かったでござるか?.それにどれが着物か分からないでござる』 『近くにタオ…布が合ったろ?それで拭くんだよ.服も取ってくるから待ってな』 市子にタオルと服を渡す 『柔らかいでござる…ボールドでござるか?』 なぜお前がボールドを知ってるんだ? 『拙者の着物は無いのですか?』 『あぁ.さっき渡した俺のスエット着てな』 『スエットでござるか?』 『…………寝る為の着物だ.その黒色のがそうだ』 『かたじけないでござる』 言葉が通じないってめんどくさいな 『正太郎殿.これはどう着れば良いでござるか?』 やっぱりめんどくさいな 『ちゃんと教えてあげるから体拭きなよ?』 『承知でござる』
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