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「ヒロもＮ町だったよな？」
「そーですよ。隆太先輩、こないだ送ってくれたじゃないですか。」
「だな。じゃあ、今日はお前が希ちゃんを送っていけよ！」
あたしはあいまいに笑ってその会話を流す。
ヒロさんのイメージが良くないせいか、あたしはその提案にうなずけず、戸惑ってしまう。
黙っているあたしに、佐藤さんは何を勘違いしたのか慌てて言う。
「大丈夫！希ちゃん。こいつ彼女いるから。危ない事はないよ。な、ヒロ。」
佐藤さんは続ける。
「こいつねー今彼女とうまくいってなくて、今日は気分転換につれてきたんだ。だから今日は楽しく飲もうよ。」
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