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「そろそろお会計して、2次会いきません?」
友里と直子は男性3人と会話が盛り上がってるみたい。茉希は佐藤さんとお金の清算に忙しそう。
あたしは輪に溶け込めず、何だかみじめな気持ちだった。
こんな気持ちで行っても、逆に迷惑かもしれないから…
何よりそんなあたしでいたくない。
今回は2次会はパスする事にした。
「茉希、あたし帰るね。」
茉希を呼び止めて、お金を渡す。
「わかった。また何かあったら誘うね。」
清算を佐藤さんに任せて茉希はあたしの袖を掴み、はじにひっぱった。
「ねえ、家も近いんだし、水嶋さんに送ってもらっちゃえば?」
「えー…今日はいいよ。2次会行くだろうし。」
「そう?私の勘だと水嶋さん、のぞの事気に入ってる気がするよ。」
「…彼女いるってよ。」
「うん、聞いた。でも別れそうなんでしょ?それなら問題ないじゃん。」
茉希…
どんだけポジティブなの?
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