✨第一話✨

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初めて見た隣人は背の高い、キレイな顔立ちの男の人だった。年はあたしと同じ位か少し上位だろうか… 向こうもあたしの姿を初めて見たから、びっくりして一瞬お互い見つめ合ってしまう。 「あ…停電ですかね…大丈夫ですか?」 思わぬ向こうからの質問に少し戸惑う。 「あ、ハイ。大丈夫…です。」 ちっとも大丈夫じゃなかったくせに、あたしはついそう答えた。 彼は微笑みながら、 「そう?よかった。」 と言う。 そんなに大丈夫じゃなそうに見えたのかな… そんなことを考えていると、彼の部屋から高い声が聞こえる。 「ちょっとヒロ~、まだ点かないの?」
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