兄妹の絆

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その時、浮竹が入ってきた。 「朽木、急で申し訳ないが任務が入った。隊員を向かわせる。お前はここで報告を待っていてくれ。」 「分かりました。…亜衣、行け」 亜衣は返事もせず浮竹の横をすり抜けて走っていった。 「にゃぁぁー」 子猫が零れそうなほど大きな目をウルウルさせてルキアに向けていた。 まるで"助けて"と言っているかのように。 「っ~~あーもう!!」 いきなりルキアが立ち上がり浮竹の方へむかった。 「ど、どうした朽木!!」 「浮竹隊長、この子猫――」 浮竹は頷いた。
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