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「そうだよ?私たちラブラブなんだから、邪魔しないでくれる?」
笑いながらそう言う由美の視線を追って振り返ると、そこには慶と、柔らかな笑みを浮かべた映さんがいた。
「聞いたよ、心夏ちゃん。おめでとう」
慶が自分のことのように喜んでくれているのが分かった。
「心夏ちゃん、映に泣かされたら俺に言うんだよ?俺がすぐに映を叱り飛ばしてやるから」
慶の言葉に、映さんがうるせー、と慶の肩を小突く。
「映さんに心夏が泣かされるより、私が慶に泣かされる方が早い気がする」
由美が泣き真似をしながら言うと、慶が慌てて由美に駆け寄った。
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