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「何がいたくしないからだよ…」
見事に縄の痕がついてしまった
両手首をさすりながら呟く。
紫色に鬱血していて
きっと身体中そうなっているんだろうな…
「はぁ…」
抱かれた後って
いつも気分が落ち込んでしまう。
自分からしている事で
自分でも充分馬鹿な事をしているってことぐらいわかってる。
でも、こうでもしなきゃ
生きていけない。
知らない男の人を
きょーくんに置き換えて
抱かれる。
なんの意味があるのって?
それで満足なんだ。
いや、満足って思わなきゃいけないんだ。
君にこの想いが伝わってしまわないために。
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