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今日も知らない男の
後ろをついて歩き
鮮やかなピンク色の
いやらしい建物に入る。
何でこうラブホテルって、原色とかが多いんだろ…
そんな事考えながら
入った部屋で、男がオレに
「ねぇ、縛っていい?」
と、身体を
下から上に舐めるように見て話す。
その視線を遮るように
自分の鞄を両腕で胸に抱えて
強くぎゅっと抱きしめる。
「…っ、そういうプレイはしないって…」
紹介文に書いてたじゃないかよ。
強く嫌だと言えず
小さくなっていく自分の声に
苛立ちを覚える。
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