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だからオレは
この気持ちに蓋をして
想いが溢れ出て来ないように
君を想って
知らない奴に抱かれる。
君に迷惑をかけない為の
オレが出した
馬鹿馬鹿しい結論。
縛られた身体が
ギリッと音をたてて痛む。
目を瞑って
痛みと快感、両方同時に身体を支配されて
わけがわからなくなって
「…っきょ、くん…」
瞼の裏で優しく笑う
君の名前を呼ぶけれど
「…なんか言った?」
目を開けるとそこには
やっぱり知らない男がいて
想いは届かないんだと
現実を突きつけられてるみたい。
そんなの、わかってるのに…
罰のように
腰の動きを早められ
攻められ
鳴くしかできないオレ。
わかってる
わかってるけど
本当は、本当は
君に触れてほしいんだ。
こんな汚れてしまった身体だけど…
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