第1章
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「じゃあまたね。尾田さん」 「ああ、また来るよ」 浜田由梨(ハマダユリ)は時計を見た。 もうそろそろ閉めてもいい時間帯になる。 この島の住人達は朝早くに出歩き、大体日が落ちる前に家で夕飯の用意をする。 「先生、もう閉めて良いですか?」 「―そうですね」 由梨はドアに錠をかけた。
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