二人の結末

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「いたぞ!!待ってろ!!」 係員が走って浮き輪を投げた。 佑哉が純一を抱いて浮き輪を掴む。 「―あ…」 雅は座り込んだ。 佑哉が泳ぎながら叫んだ。 「すぐにAEDを用意して!!あと診療所に電話も!!」 係員は慌てて戻った。 雅は二人の所に駆け寄った。 「純?!」 純一は佑哉に抱かれてぐったりしている。 佑哉は岸に着くなりすぐに純一に心臓マッサージと人口呼吸を行っていた。
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