二人の結末

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佑哉が脈と鼓動を聞いて、頷いた。 「―良かった…」 涙が溢れる。 そして、診療所の車が来た。 由梨が走ってやって来る。 佑哉は座り込んでしまった。 「―…勘弁してくれよ…」 「―先生!!純君は?!」 「―ああ、大丈夫だよ…そこにいる。温めてあげて」 「分かりました」 由梨はチラッと二人を見て、純一を車に乗せた。
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