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結局、雅と純一は診療所に再び戻って来てしまった。
(佑哉がこの診療所に常駐していたなんて…)
純一は今はベッドでスヤスヤ寝ている。
「―先生、それじゃ私、お先に失礼します」
「―え?」
「本間先生を送って、それから私デートなんで。ではごゆっくり」
由梨はお辞儀して出て行く。
診療所には雅と佑哉と純一だけになってしまった。
「―ありがとう…」
「―え?」
「この子を助けてくれて」
「―ああ…」
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