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お皿も、後少しで片付けが終わりそうだった。
「よぉ…。」
いきなり背後から声をかけられ思わず身構えてしまう。
『…ッ!』
「そんな身構えんなって」
『…涼様…』
「派手に割ったなー…」
『申し訳ございません…』
瑠威は昨日の事もあり涼をまっすぐに見れなかった…
『…昨日はすいませんでした…』
「…あー…別にいいけど」
『…』
「お前ん家さ…」
『………ッ!!』
「売却されてんのか?」
『ぇ…売却?』
「今日たまたま帰り道に通ったらあったから見たら紙貼られてたぞ」
『そんな……』
自分が住んでる場所さえも母親は奪っていってしまった…今の瑠威にはなにもなかった…
落ち込んでしまった瑠威を見て涼は…
「行くとこないなら家に住めば?」
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