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『……え…?』
涼の突然の提案に瑠威は驚いた。
「住み込みってやつ、わかる?」
『は、はぃ…でも…』
「でも?」
今の瑠威には生活するのがやっと。しかし、ここに住み込みで仕事をするという事はそれなりに支払い…つまり家賃を支払わなければならなかった。
『あの…、家賃ってどのくらいなんでしょうか?』
「…」
黙ってしまう涼。
瑠威は自分には無理なくらい高いのか不安になっていた。
「お前は特別。」
『…?』
この言葉に何の意味があったのか…それは後に知る事になった。
「家賃なんか支払わなくていい。」
『本当ですか…!?;』
「あぁ、だから明日、いや今日から部屋用意するからそこに住め。いいな。」
『………っ!』
瑠威は涙を溜めた。
「どうした?腹でもいてーのか?」
そう言いながら少し笑う涼。
『あ、ありがとうございます…っ!』
「…」
満面の笑みで瑠威は涼に感謝した。
「…」
これから起こる事など知るわけもなかった。
愛玩人形3....End
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