愛玩人形1

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『…すいません…  私もそれは知らないんです』 「…」 一番気になっていた事がわからず涼はがっかりした。 『でも…  傷みたいなの手首に…』 「…傷…?」 『まさか…、  暴力なんてこと……。』 「…」 ―――――――――― 『ただいま…。』 『…』 『…っ…』 瑠威は母親とマンションに住んでいた。 ガサガサッ……。 瑠威は台所に行き貰ってきた夕飯の残り物をお皿にうつしていた時…… 『また貰ってきたの?』 『っ!?』 急に話しかけられ瑠威の身体がびくっとなった。 『…これ貰うからね。』 『あたしの…夕飯。』 『口応えするの?』 『…』 『掃除婦の仕事なんか辞めて…  お前なんか風俗でも行って  あたしのためにもっと稼いできなよ』 『…!』 瑠威は毎日残り物を貰っているが、時々母親に取り上げられてしまうのだった。 掃除婦の給料は月25万程度。 ほとんどは生活費に消えて母親の酒代が少なかった。 その事が原因で瑠威に風俗で働けと罵倒し続け…母親の気分が悪い時は暴力をうるわれていた。 そのため瑠威の身体は全身痣や傷で覆われていたためいつも長袖長ズボンだった。 『…明日も、頑張らなきゃ。』 瑠威は自分の部屋に戻って ベッドに寝転がり、静かなにそう言った。 End.... Next....愛玩人形2 .
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