第一章

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「じゃあ、次はあたしね」 麻里は、後ろから一本の刀とスタンガンを出した。 「これ本物か?」 俺は刀を手にとって鞘から抜いた。 「試しにこれでも斬ってみろ」 将人は俺に向かって木の板を投げてきた。 俺は刀を振り上げ、向かってきた木の板に振り下ろした。 すると、木の板は真っ二つに斬れた。 「本物のようだな。それは、龍司が持っとけよ」 「何で俺なんだ?」 俺は首を傾げて聞いた。 「何でってそりゃ~龍司が剣道やってたからだろうが。」 「そういうことか。」 実は俺は、中学生の頃剣道の全国大会で優勝した実力の持ち主なのだ。 「じゃあ、スタンガンは誰が持つの?」 「それは、麻里に持ってもらう。後このファイルもな」 将人は麻里にスタンガンとファイルを渡した。 「将人は何を持つんだ?」 「俺か?俺は、これを持つ」 将人はポケットからあるもの取り出した。
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