5人が本棚に入れています
本棚に追加
掛け終えた後、俺は将人と麻里に入っていいと伝えた。
「とりあえず、麻里はベッドで少し休んでいてくれ」
「ごめんね。迷惑かけて」
麻里はベッドの方に歩いて行った。
麻里が行ったことを確認すると将人は口を開いた。
「それは、誰かの死体か?」
将人は掛け布団を掛けている死体を見てそう言った。
「ああ。これ以上麻里に見せたくなかったからな」
「そうだな。麻里にこれ以上辛い思いはして欲しくないな」
二人は悲しそうな表情をした。
「これから、どうする?」
「とりあえず、ここで休んで。生き延びるための作戦を考える」
将人とはそう言うと、ベッドの方に歩いて行った。
「大丈夫か麻里?」
「うん。何とか」
「それは良かった。それで、ちょっとさっき渡したファイル貸してくれないか?」
最初のコメントを投稿しよう!