第一章

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「なぁ~それにしても変じゃね?」 「どうしたの龍司?」 「いや~~入学式なのに親誰一人いないなんて変だなぁ~と思って」 俺達の後ろに普通入学式にいるはずの親が誰一人いないのだ。 「えっ!もしかして、プリント見てないの?」 「プリントって何だ?」 「もぉ~龍司って昔から本当に変わんないね」 「それより何て書いてあったんだ?」 麻里は顎に手を添えて少し考えながら答えた。 「えーと、確か去年問題があったから親が来ることは禁止になったって書いてあったよ」 「へぇーそうなのか」 俺達が喋っていると校長らしき人がステージに出てきた。
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