始まりは余裕なく

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―――――― 初めは三階トイレを探す事にした 隠れる率は高いからな そう思ったのが間違いだった― 「あ…ん、ゃ…っ」 扉を開ければ嫌でも聞こえてきた、卑猥な水音と喘ぎ声… この学校は男子高のハズだが? 入りずらいのと関わりたくない気持ちでいっぱいになり、静かに扉を閉め足早にその場を立ち去った 聞き間違いだよな、そうだ、疲れたんだよ、きっと そう言い聞かせ、二階へ降りた 俺はまだ知らなかったんだ この学校がどんな所かを。 喘ぎ声の主は、一度だけ顔を会わせた人物だった事を。 .
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