始まりは余裕なく

14/14
前へ
/14ページ
次へ
───時が経って休み時間。 あの後、気絶してた先生が復活し、海里を追いかけていた男を連れて何処かへ行った 陸斗くんは気づいたら寝ていて、起こすのは可哀想だったからそのままにしておいたんだけど… まったく、何に気を付ければ良いのか分からなかった 僕ってやっぱりバカなのかな? 「なぁ…、里桜?」 「へ、あれ?陸斗くん」 陸斗くんはいつの間にか起きていて。 プリント写させて、と合図してきたから見せてあげた ついでに聞こう。 「ねぇ、陸斗くん。何に気を付ければ良いの?」 「そんな事言ったっけ?」 あっれー? 聞き間違えなハズないけどなぁ… 陸斗くんは腕を組んで考えた後、あぁー、と欠伸をしながら思い出してくれた 「みんなホモだから、お前みたいな可愛いやつは覚悟しろっていう…」 「ホモ!?」 僕の脳は一瞬で停止した .
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加