始まりは余裕なく

5/14
前へ
/14ページ
次へ
というか、やっていけるのだろうか… 胸中で心配していると、あの先生が教室に入っていった 勿論、俺は教室の外で待機… 「おら、テメェら席つけ。転校生くんの登場だ」 「マジで、このクラスなんだぁ。可哀想に」 「…可哀想」 「…おい、テメェら。なんで俺見ながら可哀想って言うんだよ」 『情けをかけられない程、残念な教師だから』 「テメェら、あとで成績全部0な」 「0なんて、成績ないし」 くだらない言い争いの結果は爆笑というね 早く入れてくれよ… それから5分後に呼ばれ、イライラが溜まった顔のまま中に入り自己紹介をした 「春影 海里です、よろしく」 「はいはーい、彼氏いたりする?」 おい、待て。 俺は男で何で彼氏なんだよっ つか、質問とか面倒臭ぇな 「いないけど…質問とか面倒臭ぇから、後で来てくんないか?」 「…お前、バカだろ?」 はっきりと断ってやれば、返ってきたのはあの先公のやる気無いぞオーラ100%のセリフ 「は?」 「だってお前、よく考えろよ?今、お前の質問タイムしなかったら、どうやって暇潰せってんだよ!?」 「知るかぁああぁあっ」 流石に、この先公に頭に来た俺は鳩尾に一発、肘を突き入れてやった 崩れ落ちる巨体… 我に気づいた時は既に遅し。 大歓声を浴びたあと、質問攻めにより囲まれ一時間目終了(授業は中断)となった .
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加