始まりは余裕なく

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チャイムが鳴り響くと同時に慌ただしい音がした 何だろう? 音がした方に振り向くと、小学生の様に廊下を走り去る姿が目に映った 「?」 「B組の奴らだ、ガキだよなぁ」 「B組?」 「そう。担任もガキみたいなヤツでさ、小学生の集まりみたいな」 「そうなんだ、海里大丈夫かな?」 「海里?」 陸斗くんと話をしていれば、海里が背中を押されながら何処かに連れていかれる姿があった 「海里っ!」 「…、里桜」 急いで立ち上がり海里の元へ走っていく 陸斗くんも着いて来たらしく、海里を押してた人に何をしてるのか訊いていた 「どうしたんだ?」 「陸斗くんにB組は小学生の集まりって聞いて…大丈夫かなぁって思って」 「疲れた。ってか、陸斗って誰?」 僕は隣にいた陸斗くんを紹介し、陸斗くんには海里を紹介した 2人の反応はいかにも“興味ない”って感じだったんだけど… 仲良くなれるよねっ .
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