始まりは余裕なく

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■ 里桜に陸斗っていうヤツを紹介された 見た目、普通。 黒髪を金髪に染め、十字架のネックレスを付けている 端正な顔立ちではあるが、至って普通 「春影、早く行こうぜっ」 「あぁ、」 じっと陸斗を眺めていれば話しかけられ、里桜たちと別れる どうやら、B組は全員で集団サボりをするらしく屋上に行くそうだ ガキだよなぁ… 「さっきのって、春影の友達か?」 「誰が?」 「あの、可愛いやつ」 「里桜なら俺の双子の兄だ」 「えぇっ!?」 なんだ、その… 疑いと驚きの入り交じった眼は… .
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