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繋がれたリリィが
顔を上げる
《‥何をそんなに 恐れているの‥?》
怪しげに笑い
問い掛ける
《あなたは私‥ これはあなたの近い未来の姿よ‥》
そう言うと
顔の半分が
ドロドロと溶けていく
余りの衝撃に
声も出せずにいるリリィ
《‥フフッ アハハハ!!》
リリィはもはや誰かも
判らないほどに
溶けていった
『‥ッ!! いやぁぁぁあ!!!』
跳起きると
そこはリリィの部屋
『‥夢?』
それにしては
余りにもリアルで‥
あの部屋に行って
事実を確めるしか
道はない‥
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