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「ム…ンク…///……ムフ……んッ///…コクッ……チュリ……///」
オレの舌をミィねぇの舌に絡め捕られ……繋ぎ目からはどちらとも取れない涎が伝っていく。ミィねぇは余裕。オレは流されない様にするだけで精一杯。
「おぉ~……//ミィ…上手……///」
「やっぱりみしきちゃんが一番キスするの上手だよね~。」
「ですね……///いつも見てますけどこっちまで恥ずかしくなってしまいます///」
チュルリ……と最後に音を立ててオレは解放された。
ただし……
「隙ありだな。ハル。」
「はぁ……///はぁ……///にゃ、にゃに飲みゃせたっ///ミィねぇっ///」
タダで解放された訳じゃないが……。僅かに残ったボロボロの理性と重たい思考の中で抗議ひゅりゅ。…………はれ?
「ん?毒とかじゃねーよ。それよりハルぅ。」
そこでミィねぇはオリェの耳元に顔を寄せて来りゃ。息がかかってくしゅぐったい。
「んッ///なんりゃよ?」
「喉…乾かねぇか?」
「へ?あ……うん。」
……本当に喉が乾いてきた。
「あっだったらハルちゃんはいっお水っ!」
「ありがとうルゥねぇ……。」
ルゥねぇから水を受け取って一気に流し込む。
この時──ミィねぇがニヤリと笑っていた事にオレは気付けずにいた。その後の事はあまり覚えていない。というより言いたくない。言えるかよ。あんな事やこんな事まで……。
そんなオレの非日常的な日常。どうでもいいけど学校へは何故か余裕で間に合っていた。え?今日は休みの日じゃなかったのかって?何を言ってるんだ。今日は火曜日だ。
♪ ♪
「ん……。」
「やっと起きたかぁ?寝坊助。」
ここは…………
「学校か……。オハヨ、ドラゴン。」
「オゥ。オハヨウ、ハルカ。」
とイケメン爽やか笑顔で声を掛けてくるのはドラゴン。というはオレが付けたあだ名。と言ってもドラゴンとコイツを呼ぶのはオレだけだ。
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