~襲来~

6/24
前へ
/463ページ
次へ
………… …… それから再び歩きはじめ、二人は拓也の家についた タクヤ「あ…これって…」 ユウヤ「車のタイヤの跡…だな」 この時間、拓也の家の前にある車がなく、代わりに急発進したような跡だけがあった 優夜はあえて何も言わず、拓也が自分の家の鍵を開けているのを見ていた 中に入ると靴が一束、それも大人の女性が履くような靴が一束あった ユウヤ「この靴は動き辛いから置いて行っただけだろ」 タクヤ「だといいけど…」 二人は一応、靴を脱いでから居間の方に行く タクヤ「…っ!…っ!!」 淡い期待が砕かれた瞬間だった 優夜が拓也の後ろから覗いてみると、女の人が胸に庖丁が刺さった状態で倒れていた 優夜にはその女の人が誰だかわかる …拓也の母だ  
/463ページ

最初のコメントを投稿しよう!

599人が本棚に入れています
本棚に追加