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それから再び歩きはじめ、二人は拓也の家についた
タクヤ「あ…これって…」
ユウヤ「車のタイヤの跡…だな」
この時間、拓也の家の前にある車がなく、代わりに急発進したような跡だけがあった
優夜はあえて何も言わず、拓也が自分の家の鍵を開けているのを見ていた
中に入ると靴が一束、それも大人の女性が履くような靴が一束あった
ユウヤ「この靴は動き辛いから置いて行っただけだろ」
タクヤ「だといいけど…」
二人は一応、靴を脱いでから居間の方に行く
タクヤ「…っ!…っ!!」
淡い期待が砕かれた瞬間だった
優夜が拓也の後ろから覗いてみると、女の人が胸に庖丁が刺さった状態で倒れていた
優夜にはその女の人が誰だかわかる
…拓也の母だ
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